2022年11月24日付の読売新聞オンラインが、臨海地下鉄新線のルートと新駅に関する報道を行ったので、以下概要をまとめておく。新駅は7駅、中央区案との比較で、晴海駅・勝どき駅の分離が目を引く。事業費は5000億円としている。そのほか、各社報道によると東京〜有明・東京ビッグサイト間の所要時間は10分だという(2022/11/24)。
報道概要
読売新聞オンライン
・始発は東京駅 全7駅を新設。
「新銀座」「新築地」「勝どき」「晴海」「豊洲市場」「有明・東京ビッグサイト」の各駅を設置。東京駅北東側に「東京駅」を作る。
・全長は約6キロ
・1キロごとに駅設置
・開業は2040年代前半の見込み。
・小池知事が近く公表
事業費 5000億円
着工 2030年ごろ
黒字化 30年以内
日本経済新聞
路線開設に必要な手続きを進める
運営主体や詳細な駅位置などを詰める
FNNオンライン
事業費は4000億円台〜5000億円台
2040年までの実現を目指す
日テレニュース
延長約6・1キロ
毎日新聞
駅名は仮称
完成まで約20年を見込む
羽田空港アクセス線との接続可能性を検討
ANN
新駅5分圏地図
感想・まとめ
東京都案の公表という内容のようだ。都営で事業化という話ではないね。
Yahoo!ニュース見出しの「都が開業」というのは違う。
先の推進大会にTX沿線代表として柏市長が来ていたので、大枠は変わっていないはず。TX接続を念頭に置いた東京駅〜有明・東京ビッグサイト駅間に駅とルート、事業スキームに関する話だろう。
・・・
事業費は5000億円。中央区が試算として出した秋葉原〜新国際展示場の事業費は3310億円、新銀座駅〜新国際展示場の事業費は2690億だった。1兆円コースになるかも。
・・・
晴海・勝どき駅の分割は喜ばしい。ただ、新築地駅〜勝どき駅と勝どき駅〜晴海駅の駅間距離が600m台というのは短すぎる気がする。500m台の駅間というのもいくつかあるようだが。
一番影響が大きいのは新築地駅エリアを除けば晴海エリアだろうか。
晴海三丁目と四丁目の全域、晴海二丁目のクロノレジデンスあたりまで、晴海一丁目のトリトンスクエアオフィス棟エリアあたりまでが徒歩5分圏に入る、
勝どき駅周辺はすでに駅があるので、乗り換え利便性という点では利便性が向上しそう。たぶん、明日発表があるのではないかな。