電気自動車のF1とも呼ばれる自動車レース「フォーミュラE」の東京開催が現実味を増している。2022年10月4日、フォーミュラEのCEOと小池都知事が2024年春、東京ビッグサイト周辺での開催へ向けて協力する「覚書」に署名した(2022/10/04)。
2024年春の有明開催へ協力
・東京ビッグサイト周辺での自動車レース、フォーミュラEの2024年春の開催を目指す。
・開催判断はFIA(国際自動車連盟)が2023年夏ごろ判断
小池知事が所信表明演説(9月20日)で開催意向
「東京有明サーキット」がどんなコースになるか考えてみた。
コースレイアウトを考えてみたが、ピットエリアを設けられる場所が港湾地区か駐車場に限られそうで、国道357号東京湾岸道路への干渉を無くそうと考えると、こんなイメージだろうか。
1周=3・8キロ(11月3日追加)
有明で東京版「モナコ・グランプリ」は可能か…東京都が「電気自動車のF1」レースを24年に開催方針https://t.co/BNGsP5L5NB
— 東京新聞(TOKYO Web) (@tokyo_shimbun) 2022年11月3日
1周=5・5キロ
直線区間は最長800m。600m台の直線が3カ所。ピット前がフィニッシュラインにならないとか、相当苦しい気がするが。
・平均時速110キロ、45分間+1周として走行距離は85キロ(上記コースだと15周)ぐらいか
参考 フォーミュラEとは
・空力パーツ、フロントサスペンション、タイヤ、バッテリーは全車同じものを使用
・モーターユニット、インバーター、ギヤボックス、リアサスペンションは自由
・停止状態から一斉にスタート(スタンディングスタート)方式
・レース時間は45分+1周(標準)
・タイヤ交換は禁止
・アタックモードあり(一時的に高い出力を使える)
・ファンブーストあり(SNS人気5人に限り、決勝レース中に1度だけ高出力可能)
・最高速度285キロ程度(コースによる)
スケジュール
2021年シーズン FIA(国際自動車連盟)公認世界選手権シリーズに
2022年シーズンは10都市で16レース実施
11チーム、22人のドライバーが参加
日産も参加(2025−26シーズンまでの参加確定)
2023年のスケジュールでは1月〜7月に世界13都市で18レースを実施予定。
感想・まとめ
有明エリアが外部から人を呼び込める力を持つまちにするために、力強い一歩となるだろう。複数年の開催契約があると国のレベルの一大イベントになるかも。
FIAによる開催決定が楽しみだ。大きな期待を持って具体化を待ちたい。
コース幅確保のための中央分離帯の撤去工事なんかも行われるかもしれない。
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フォーミュラE、「電気自動車のF1」といえば聞こえはいいが、なかなか課題も多い。45分しか電池がもたない。最高速度がF1の2/3程度など、技術的にまだまだという部分が多いようだ。自転車ロードレースのクリテリウムなんかもできそう。
ただ、技術的ハードルは越えられるもの。盛り上がってほしい。