あらゆる供給対策を踏まえても電力供給の余力が5%を下回ると見込まれる場合に発令される「電力需給逼迫注意報」が2022年6月26日夕方、初めて発令された。
27日夕方の時間帯に予備率が東京電力管内で4%(27日朝の予想では1%)を下回る時間帯があるそうだ(2022/06/26)。
計画停電への流れについて
予備率
ピーク時の電力需要に対して供給力の余裕がどれだけあるかを示す。
予備率=(供給力ー最大需要)/(最大需要)で算出。
計画停電への流れ
①前々日18時めど 需給逼迫準備情報
追加供給力対策を踏まえてもエリア予備率が5%を下回る見通しの場合に発信
②前日 16時めど 需給逼迫注意報(今回)
当日 需給逼迫注意報
あらゆる供給対策を踏まえても広域予備率が5%〜3%の見通しの場合に発令
③節電要請
④緊急速報メール発出
警報発令、節電要請後、広域予備率1%を下回る見通しの場合
⑤実需給の約2時間前 計画停電の実施を発表
参考 需給逼迫警報と警報(続報)
・前日 16時めど 需給逼迫警報(今回は出ていない)
あらゆる供給対策を踏まえても広域予備率が3%未満の見通しの場合に発令
・当日 需給逼迫警報(続報)
需給状況が前日から改善されず更新、より厳しくなった場合、広域予備率3%未満の場合
参考 6月27日の東電管内の広域予備率の推移
27日の広域予備率の推移
・午前9時半4%台に低下。
・午後4時 3・13%
・午後4時半0・73%
・午後5時 0・06%
・その後は日付が変わるまで予備率が10%未満の状況が続く
27日の電力需給バランス予想(使用率ピーク時)、26日夜時点
使用率ピーク時 1630−1700
予想最高気温 34度
東電管内電力需給 5058万kW
東電管内供給力 5144万kW
東電管内予備率 1・9%
広域ブロック予備率 3・7%(=3〜5%は「注意報」該当)
節電の呼びかけ(東京電力パワーグリッド)
今後の気象状況等によっては、さらに厳しい需給見通しになる可能性があることから、皆さまにおかれましては、特に6月27日(月)の15~18時の時間帯で、適切に冷房等を活用いただきながら、引き続き、無理のない範囲でできる限りの節電をいただくとともに、水分・塩分をこまめに補給していただく等、体調に注意しながら、熱中症にご注意いただきますようお願いいたします。
家庭向け省エネ関連情報(資源エネルギー庁)
電気代ベースの節電対策を記載。
感想・まとめ
東京電力管内は特にひどい。より厳しくなるのは6月30日のようだ。
真冬じゃないのに電力逼迫。尋常じゃないわ。
夕方は特に気をつけよう。