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東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#1288 中央区の一票の重みは5割増 衆議院の小選挙区区割りの変更案

衆議院小選挙区区割り案が発表された。東京都中央区台東区と合わせて「新2区」となる。選挙区人口の減少に伴い1票の重みは5割増となる。江東区は全域が「15区」で変更なし(2022/06/18)。

衆議院小選挙区・新区割案=総務省

改定案概要

・10増10減 東京は25→30

・変更される選挙区 25都道府県140選挙区

・最大人口較差 1・999倍

 最大 福岡2区 547664人

 最小 鳥取2区 273972人

都道府県間の議員一人当たりの人口較差 1.697倍

 最大 岡山県 465829人

 最小 鳥取県 274549人

・分割が解消される市区町 東京

 港区、新宿区、台東区、品川区、中野区、豊島区、多摩市、稲城市

・分割区域が変更される市区 東京

 大田区、世田谷区、杉並区、板橋区練馬区、足立区、江戸川区、八王子市

中央区の変更点

新2区 中央区台東区

現2区 中央区台東区の一部+港区の一部+文京区

江東区の変更点

なし

参考 都道府県別の改訂案概要(東京)

・ 1区及び10区に属する新宿区の区域と1区の千代田区を合わせて新1区とした。

・ 2区及び14区に属する台東区の区域と2区の中央区を合わせて新2区とした。

・ 3区及び7区に属する品川区の区域と3区の島嶼部(東京都大島支庁管内、東京都三宅支庁管内、東京都 八 丈支庁管内、東京都小笠原支庁管内)を合わせて新3区とした。

・ 4区から大田区の鵜の木特別出張所管内の一部、久が原特別出張所管内の一部、矢口特別出張所管内の一部の区域(第6、8、67~70投票区)を除いた区域を新4区とした。

・ 5区に属する世田谷区の区域と6区の世田谷区の 若林まちづくりセンター管内、上町まちづくりセンター管内の区域を合わせて新5区とした。

・ 6区から世田谷区の 若 林まちづくりセンター管内、上町まちづくりセンター管内の区域を除いた区域を新6区とした。

・ 1区及び2区に属する港区の区域と7区の渋谷区を合わせて新7区とした。

・ 8区から杉並区の高円寺地域の一部、方南・和泉地域の一部の区域(第2~4、11~19、22、63投票区)を除いた区域を新8区とした。

・ 9区から練馬区の概ね笹目通り東側の区域(第7~17、24、26、27、29、31、62~65、70投票区)を除いた区域を新9区とした。

・ 10区及び12区に属する豊島区の区域と2区の文京区を合わせて新10区とした。

・ 11区から板橋区の概ね蓮根、舟渡、高島平地域センターの担当区域(第38~40、52~57、60、62投票区)を除いた区域を新11区とした。

・ 12区の北区、12区に属する板橋区の区域と11区の板橋区の概ね蓮根、舟渡、高島平地域センターの担当区域(第38~40、52~57、60、62投票区)を合わせて新12区とした。

・ 13区から足立区の東武スカイツリーライン、環七通り、尾竹橋通り西側の区域を除いた区域を新13区とした。

・ 14区の墨田区、16区の江戸川区の本庁管内の千葉街道船堀街道新大橋通り西側の区域、小松川事務所管内と17区に属する江戸川区の区域を合わせて新14区とした。

・ 16区から江戸川区の本庁管内の千葉街道船堀街道新大橋通り西側の区域、小松川事務所管内を除いた区域を新16区とした。

・ 17区の葛飾区をもって新17区とした。

・ 5区及び7区に属する目黒区の区域、3区に属する大田区の区域と4区の大田区の鵜の木特別出張所管内の一部、久が原特別出張所管内の一部、矢口特別出張所管内の一部の区域(第6、8、67~70投票区)を合わせて新26区とした。

・ 7区及び10区に属する中野区の区域、7区に属する杉並区の区域と8区の杉並区の高円寺地域の一部、方南・和泉地域の一部の区域(第2~4、11~19、22、63投票区)を合わせて新27区とした。

・ 9区の練馬区の概ね笹目通り東側の区域(第7~17、24、26、27、29、31、62~65、70投票区)と10区に属する練馬区の区域を合わせて新28区とした。

・ 12区に属する足立区の区域、13区の足立区の東武スカイツリーライン、環七通り、尾竹橋通り西側の区域と14区の荒川区を合わせて新29区とした。

参考 現行の区割り

衆議院小選挙区・現行の区割り=総務省

感想・まとめ

中央区の入る選挙区の人口は

 現行2区 557625人(2020年)

 新2区  358963人(2020年)

江東区の入る選挙区の人口は

 495628人(2020年)、変更なし

・・・

 1票の格差の観点から言うと、中央区の場合、56万人が一人の議員を選出しているものが、36万人が一人の議員を選出する形になるので、一票の重みはこれまでより5割ほど増すことになる。

23区では区内で分割される小選挙区が14区もあったのが7区に減ることになるのは改善と言えると思う。

参考

www.soumu.go.jp