鉄道プレスネットさんが2022年5月7日付で品川地下鉄の事業基本計画などを公表した。これまに公表されていた資料と何が変わったのか比較しておく(2022/05/08)。
品川地下鉄概要
・計画区間 約2・8キロ(内トンネル建設区間 約2・5キロ)
・複線 軌間1067ミリ
・車両 8両編成
・工事予定期間 約10年
・都市計画変更区間 約2・5キロ
・整備区間2キロ、中間駅なし
事業基本計画
開業時計画供給輸送力 235000人/日
運転間隔 5分
10両編成(定員 151・8人/両、1編成1518人)
平日150回/日、土休日143回/日の運転
ラッシュ時輸送力 12回/時 約15000人/時
ラッシュ時集中率 20%
所要時間 4分35秒
総建設費 1309億9900万円
国庫補助 301億4000万円
地方公共団体補助 334億8900万円
鉄道・運輸機構 673億7000万円
損益
開業10年目 単年度黒字化
開業23年目 累積黒字化
資金収支
開業29年目 単年度黒字化
開業40年目 累積黒字化
これまでに公表されていたデータと比較する(dorattara! ARCHIVE)
交通政策審議会小委員会分析
・整備区間 2キロ
・総事業費 1600億円
・輸送密度 73300〜75800人/日
・ピーク時最大断面輸送量 8400〜8700人/時
・費用便益比 1・2
・累積資金収支黒字転換 25〜26年
感想・まとめ
交通政策審議会小委員会分析と比較すると
・総事業費は2割減(1600億→1310億)
こちらも東京8号線延伸と同様、事業環境の悪化は数字にも現れているようだ。
東京8号線の建設費倍増にも驚いたが、こちらの建設費縮減には驚いた。増えるのが普通なので。
今後インフレの影響も出てきそう。
どうなるかは神のみぞ知るところ。