臨海副都心エリアで2021年11月と12月に予定され、延期されていた自動運転車両「e-Palette」を使ったモビリティサービスのプロジェクトは2022年2月17日から3月10日まで実施されることになった(のちに3月11日までとなった)。実証試験と言うより、すぐにでも実用運行がスタートできるような高い水準が要求されているようだ(2022/02/01)。
実施概要
e-Paletteを使用(自動運転レベル2相当、搭乗員を配置の上、運行予定)来るのは量産廉価版?
プロジェクトの公募条件
・現行法制度で旅客自動車運送事業、貨物自動車運送事業など現実の事業として運営開始を予定しているプロジェクト
・事業者自らが期間を明示して現実の事業運営開始を記者発表可能なプロジェクト
・地域の回遊性を向上させ効果を検証可能なプロジェクト
検証内容
自動運転による回遊性の向上、賑わい創出など地域課題解決可能性の検証
自動運転車両を活用した新たなモビリティサービスの事業性、需要性、有効性検証
実施予定場所(緑色部分と黄色部分が走路)
実際の走路の様子(2022/03/09現在)
実施予定時期
2021年11月〜12月の2週間程度
2022年2月17日~3月10日
(通行制限期間)2021年12月6日〜3月11日
感想・まとめ
プロジェクトの内容は、すぐにでも運行開始が可能なレベルが求められているようだ。自動運転プロジェクトは予告通り3月11日の通行制限期間前日までの実施となった。e-Paletteの利用はちょっと意外だけど、宣伝効果はあるだろう。e-Palette自体が広告塔みたいなものだけど、東京都条例では広告塔的には使えないようだ。今後の課題か。
e-Paletteもデビューは2018年で、もう4年経過。未来感はあるけど、そろそろ派生タイプが見たいところ。
割と「ひっそり」予定されていたプロジェクト。
2021年度の東京都プロジェクトなので、3月11日までに実施されると思う。
レベル2相当の部分運転自動化で、ドライバーが必須。東京都屋外広告条例によると、シンボルプロムナード公園内での広告、車内でのモニター、ポスターによる広告はできない。有償広告が使えないとなると、事業面でのハードルが上がる。