中央区議会の青木議員が晴海客船ターミナルの解体スケジュールを議員送付資料から公表した。2022年7月に準備に着手し、地上部分の解体が9月末からスタート、2023年4月には全て終わるようだ。あの姿が見られるのは2022年秋までということになる(2021/12/02)。
- 晴海客船ターミナル解体工事工程
- 解体概要
- 晴海客船ターミナル概要
- 参考:解体理由ほか(2021/09/30)
- 参考:晴海客船ふ頭の廃止について (2019年までの動き)
- 参考:客船ターミナルの暫定施設について(2021/01/31追記)
- 参考:晴海客船友の会は解散(2021年3月末)
- 感想・まとめ
- 参考
晴海客船ターミナル解体工事工程
※高さ24・5m以上は溶断+解体となる
2022年7月〜2023年4月末 解体工事の全体期間
2022年
7月〜8月 準備期間
8月中旬 仮設工事
9月上旬 内装材撤去搬出(〜10月中旬)
9月下旬 地上部分解体(〜23年2月中旬)
2023年
2月上旬 地下部分解体(〜3月下旬)
3月上旬 外構解体(〜4月下旬)
7月31日(工期終了)
※代替の客船受け入れ施設の詳細は「検討中」
解体工事 落札者
落札者 関東・東輝・北神建設共同企業体
落札金額 5億9620万円
解体概要
帽子の部分は各所溶断し解体
その下部 破砕機で解体
基礎フーチングは「ジャイアントブレーカー」により解体
基礎梁 破砕機で解体
晴海客船ターミナル概要
建築面積 8469・52㎡
延べ面積 17638・58㎡
建築年度 1991年
構造 鉄筋コンクリート造、杭基礎(フーチングまで撤去)
参考:解体理由ほか(2021/09/30)
・経年劣化でターミナルが相当傷んでいる
・そのため年間維持費が相当かかっている
→東京大会後直ちに撤去にかかる
令和3年 東京2020大会・晴海地区公共施設整備対策特別委員会(6月14日) | 会議録検索(本会議・委員会等) | 中央区議会
参考:晴海客船ふ頭の廃止について (2019年までの動き)
(東京都)
2019年12月現在
晴海客船ターミナルの廃止時期 未定
今後どうなるのか 港湾計画上、廃止は決定している。
跡地はどうなるか 整備計画は未定。公園用の駐車場機能は必要と考えている。
2019年7月現在
はっきりしているのは
・客船ふ頭、客船ターミナルが廃止される(時期未定、東京国際クルーズターミナルの第2バース供用後)
・運河側がすべて「物資補給岸壁」となり、客船ターミナルのあった部分が耐震強化岸壁となる。
・晴海客船ターミナル廃止後、土地利用の変更が行われ、公園整備が行われる。
(関連)
・晴海埠頭公園のBBQ場は公園整備にあたって復活する方向。
参考:客船ターミナルの暫定施設について(2021/01/31追記)
晴海客船ターミナルには暫定施設が設けられることになっている。
・鉄骨2階建
・延面積3800㎡程度
・工期は2021年10月1日まで
それほどしっかりした施設にはならなさそう。
一般向けではないだろう。
・・・
気になるのは、暫定施設の基本設計入札。
予定価格が3000万円近いのに対し、落札金額は約190万円だったことかなあ。
なんじゃこれ?って感じ。
参考:晴海客船友の会は解散(2021年3月末)
寂しいね。
感想・まとめ
開業時期は東京2020大会以降直ちに着手、という割には1年ほどの「執行猶予」期間が設けられた。解体プロジェクトもいよいよ大詰め。
あの姿が見られるのは2022年秋までとなった。