どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#822 品川駅 えきまちガイドライン公表 2021年3月

品川駅に絡むまちづくりガイドラインは多数出ているが、2021年3月、新たに「品川駅 えきまちガイドライン」が発表された。内容を確認しておく(2021/04/07)。

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(東京都)

品川駅 えきまちガイドライン(2021年3月)

品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2020の中で、品川駅周辺に焦点をあてたもの。

ガイドラインの目的

 日本の玄関口にふさわしい空間・景観形成が必要になっている。複数の多様な事業者による事業の調整の指針として策定する

ガイドラインの対象範囲

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(東京都)

・駅前広場に立つ人から視認できる範囲

・改札外歩行者空間、垂直動線

3つのポリシー

①履歴を継承・革新を生み発信

 まちの履歴=品川らしさの継承

 革新を生み、発信し続ける

②自然・えきまちをつなげる

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(東京都)

 自然とえきまちがつながる一体的なエリア

③シームレスにつなげる

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(東京都)

リニア中央新幹線 国内三大都市圏が約1時間以内に

・地下鉄新線構想 都心西側エリアとのアクセス性向上

・次世代モビリティ 地区内、近距離の移動円滑化

・「MaaS」の活用

・デッキレベルを基盤にバリアフリーで次世代モビリティに配慮した歩行者ネットワーク形成

・デッキレベルと地上、地上と地下を結ぶ垂直動線確保

西口ゾーンの方針

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武蔵野台地の自然を生かして国際交流拠点に相応しい顔づくり

・次世代交通ターミナル

・駅西側と東側をデッキや駅前広場で結ぶ

・多様な交通モードをシームレスに繋ぐ

東口ゾーンの方針

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・水辺へのつながりにリニアとビジネス空間更新を加えイノベーション発信

・駅西側と東側をデッキや駅前広場で結ぶ

・多様な交通モードをシームレスに繋ぐ

北口ゾーンの方針

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車両基地跡地上に国際的複合市街地拠点形成

・駅と駅北側をデッキや駅前広場で結ぶ

・多様な交通モードをシームレスに繋ぐ

参考:「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014」改訂素案概要 2020年3月

全126ページ(末尾「参考」にリンク設定)

2014年策定のまちづくりガイドラインの一部改定。

2040年代の目指すべき東京の都市の姿を示した「都市づくりのグランドデザイン」に沿ったものらしい。

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(東京都)

対象地域 約650ヘクタール

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(東京都)

 

感想・まとめ

 この辺りはガイドラインがたくさんありすぎて、一度整理する必要があるんちゃうかなあ。本ガイドラインは各ゾーンにおける方針だけ見ておけば十分だろう。

ちょっと見ただけでも

・本ガイドライン

・品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン

・品川駅北周辺地区まちづくりガイドライン

・風の道確保にかんするガイドライン

dorattara.hatenablog.com

  見た後に、見ても見なくてもあまり変わらないなあという印象が残ったので、上位ガイドラインとの齟齬がないという意味で、悪いガイドラインではないのだろうと思う。

参考

品川駅 えきまちガイドライン(東京都)