茨城県境町で、2020年11月26日に公道を自律走行するバスの実用運転がスタートして2ヶ月が経過した。2021年1月7日から1日1台8便による運行が1日2台16便による運行となった。一方で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で乗車は事前予約制に切り替えられている(2021/01/17)。
(ソフトバンク)
自動運転バスの定常運行について
このブログでも比較的よく登場している「ナビヤアルマ」を使った運行になる。
国内自治体が自動運転バスを公道で実用化したのは初めて(BOLDLY調べ)。
茨城県境町
どの辺なのか調べてみたら、利根川と江戸川の合流部付近だった。
(グーグルアース)
導入の背景
・人口減少や高齢化などの課題があったが、バスターミナルから成田空港の直通バスなどの公共交通網整備、スポーツ施設などの拠点施設整備で人口減少に歯止めかかりつつある。
・拠点施設を中心に町内の回遊性向上、さらなる人口増加と地域活性化を狙う。
運行ルートとダイヤ
(ソフトバンク)
・無料
・乗車定員11人
・運行時間 平日1000〜1530 16便/日
・ナビヤアルマは3台導入。
→2台で運行(残り1台は予備)
・便数とルートは要望に応じて拡大、バス停も追加設置する
・無料
時刻表(2021年1月7日以降)
「境シンパシーホール」発
運行開始時 8便/日→16便/日
1000 1030 1100 1130
1400 1430 1500 1530
「河岸の駅さかい」発
運行開始時 8便/日→16便/日
1000 1030 1100 1130
1400 1430 1500 1530
参考:当初の運行予計画
(SBドライブ)
・運行開始 2020年4月
参考:なぜ境町で自動運転か(テレビ朝日報道)
・町の1番の課題は駅がないということ。車ないと生活できない場所(町長)
・そのため、高齢者が免許返納したくてもできない
・バス運転手の確保が困難
→白羽の矢がたったのが自動運転だった。
感想・まとめ
新型コロナ下でも予定通り増便を実施。やはり事業採算性が気になるところ。
長い目でみていきたいが...
参考
自治体として初めて、茨城県堺町が自動運転バスの定常運行を開始(ソフトバンク)