政府の地震本部が「東京都に被害を及ぼす地震」についてまとめている。地震発生確率(30年以内)が最大30%以上の地震についてまとめてみたら、いずれも海溝型地震になった(2020/11/19)。
※追記 東京都に影響を及ぼす地震のうち、太平洋側の青森・岩手県沖から房総沖にかけてのもの。
(地震本部)
最大確率順に並べてみる
①茨城県沖(海溝型・日本海溝沿い) 80%程度 M7・0〜7・5
(政府地震本部)
②南海トラフ(南海トラフ) 70〜80% M8~9クラス
(政府地震本部)
・南海トラフでは100〜200年で繰り返し地震が発生と仮定して地震発生可能性を評価。
③プレートの沈む込みに伴うM7程度の地震(相模トラフ) 70%程度 M6・7~7・3
④沈み込んだプレート内(海溝型・日本海溝沿い) 60〜70% M7・0〜7・5
⑤福島県沖(海溝型・日本海溝沿い) 50%程度 M7・0〜7・5
(政府地震本部)
⑥青森県東方沖〜房総半島にかけての海溝より(海溝型・日本海溝沿い) 30%程度 M8・6〜9・0
(政府地震本部)
※参考 内陸の活断層で最大のものは三浦半島断層群 6〜11% M6・6程度
参考 地震発生確率の計算方法
・主要断層帯や海溝型地震の活動間隔がBPT分布に従うと考えられている(下図は一例)。
下図の場合、過去の最新活動時期から2500年後〜2530年後に自身が発生する確率は
水色の面積/(水色の面積+黄色の面積)
で計算される。
(地震本部)
・最新活動からの経過年数と、その時点から30年以内の発生確率をグラフにすると
(地震本部)
感想・まとめ
地震が来るのはわかっていること。備えるだけです。
地震発生確率ってこんな感じで算出しているのか、というのが本エントリの狙い。