中央区が公表している資料に津波発生時、住民がどこに逃げるかなどが明記されている。中央区月島地区(佃・月島・勝どき・豊海町・晴海)について改めて確認しておく(2020/07/31)。
(中央区)
津波発生時(大津波警報・津波警報)の避難計画
避難対象になる津波
避難計画
耐火造、準耐火造建物(概ね中高層建物)の居住者
=地震による倒壊危険がない建物の居住者、滞留者
→その建物の2階以上の上階に避難
木造、防火造建物(2階程度の低層建物)居住者、滞留者
→最寄りの小学校などの施設の2階以上の上階へ避難
避難先
(中央区)
※晴海や佃リバーシティ地区は避難対象地域ではない。避難対象地域からの「避難先」となるエリア。
参考 津波浸水想定(元禄型関東地震、水門開放時)
(中央区)
・この津波浸水想定は、浜前水門(新月島川)、月島水門(月島川)、朝潮水門(朝潮運河)、佃水門(朝潮運河)の4つの水門のうち、1つが閉まらなかった場合に想定されると考えていいだろう。
など、月島四丁目のごく一部で深さ80センチ〜120センチの浸水が想定されている。
参考:江東区の場合
強い揺れ、弱くても長い揺れ、東京湾内湾への大津波警報・津波警報発表時
→直ちに沿岸部や河川から離れ、堅牢な建物の3階以上に避難
地域の指定はなく、とてもシンプル。
感想・まとめ
①津波による避難が求められる地域(佃、月島、勝どき、豊海町)と避難の必要がない地域(晴海、佃リバーシティ)がある。
②津波による避難が必要な地区
基本的に「2階以上の上階への避難」が推奨されている。
ただし木造、防火造建物(2階程度の低層建物)居住者、滞留者は「避難所への避難」と「避難先施設の2階以上への避難」を求められる。
・・・
このエリアで想定される想定最大津波高が3m未満なので、まあ妥当だと思う。
参考
★東京臨海部の自然災害(dorattara! ARCHIVE)より