乗車定員56人のいすゞ自動車「エルガミオ」改造車を使った中型自動運転バスの実証実験が全国5カ所でスタートする。期間は2カ月から半年ぐらい。交通事故削減と高齢者の移動手段確保と、中型自動運転バスによる公共移動サービスの事業化を目指す(2020/07/10)。
実証概要
中型自動運転バスによる公共移動サービス事業化に向けた検証の実施。
・多様な走行環境での車両における自動運転技術
・交通信号機などのインフラとの連携技術による安全性や効率性の向上も含めた実証評価
・自動運転バスの利用シーンを想定したサービス技術などの実証評価
・利用者の受容性や事業性の評価などを実施。
使用車両
全長 9m
全幅 2・3m
全高 3m
乗車定員 56人(座席28人)
最高速度 50キロ/時
事業者・スケジュール(いずれも2020年)
7月12日 大津市・京阪バス(滋賀県大津市)
テーマ 都市拠点における新たな交通軸、賑わい創出
ルート JR大津駅北口〜琵琶湖ホテル〜びわ湖ホール〜びわ湖大津プリンスホテル
延長 約4キロ/1日10往復/有料
乗客 一般住民
7月20日 神姫バス(兵庫県三田市)
テーマ 郊外住宅地における生活の質の向上に向けた地域内交通確保
ルート ウッディタウン中央駅を起点とする循環ルート
延長 約6キロ/1日便/無料
乗客 一般住民
9月上旬 西日本鉄道(福岡県北九州市・苅田町)
テーマ 空港と臨海部の事業所・住宅等をつなぐ交通網の確保
ルート 朽網駅〜北九州空港
延長 約10・5キロ/1日4往復程度/無料
乗客 一般モニタ
10月上旬 茨城交通(茨城県日立市)
テーマ BRT路線における自動運転バスの社会実装
ルート ひたちBRT 常陸多賀駅〜道の駅日立おさかなセンター
延長 約10キロ(専用道区間は7キロ)/1日4往復程度/有料
乗客 一般住民
12月上旬 神奈川中央交通(横浜市栄区)
テーマ 首都圏丘陵地の郊外住宅地における持続的な交通サービス
ルート 桂山公園〜庄戸地区〜上郷ネオポリス〜桂山公園(循環)
延長 約6キロ/1日6便程度/無料
乗客 一般住民
感想・まとめ
「事業性評価の実施」をいう項目がある。
この結果に注目したい。都市部での実証には特に注目している。