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東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#483 東京メトロ、銀座〜銀座1/虎ノ門〜ヒルズ間が乗換駅化 改札外制限は60分 2020年6月6日

東京メトロ「銀座〜銀座一丁目」と「虎ノ門虎ノ門ヒルズ」が2020年6月6日に改札外乗換の対象に追加される。個人的には改札外乗換時間の延長(30分→60分)の方がよっぽど注目(2020/05/14)。

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東京メトロ

 

※乗り換え駅設定については概略は既報。

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dorattara.hatenablog.com

改札外乗換は制限時間30分→60分に

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東京メトロ

 

 東京メトロの改札をいったん出てから乗り換えをする場合の「改札外乗り換え」の制限時間が従来30分だったのを60分に延長する。これが一番の注目。乗り換え時間が60分を超えると新たに運賃が発生する。

改札外乗り換え方法

・ICカード乗車券

 入場時、出場時ともすべての自動改札機を利用可能

・きっぷ、回数券

 出場時にはオレンジ色の自動改札機を利用

 入場時はすべての自動改札機を利用可能

改札外乗り換えの対象

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東京メトロ

乗換駅設定 銀座一丁目有楽町線)〜銀座(銀座線・丸ノ内線日比谷線

開始 2020年6月6日始発

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東京メトロ) 

参考:銀座一丁目の改札外乗換はハード

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東京メトロ

構内図をよくみると

銀座一丁目駅には地上に通じるエレベータ、エスカレーターは存在しない。

※ベビーカーで利用した人の話では、警備員が地上まで運んでくれたとか、そんな話が書かれていたものが複数あった。

 

乗換駅設定 虎ノ門(銀座線)〜虎ノ門ヒルズ日比谷線

開始 2020年6月6日始発

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東京メトロ

 虎ノ門ヒルズ駅は地下歩行者通路経由で「東京BRT 虎ノ門ターミナル」にも直結。ここはプレ運行1次の段階で晴海地区からの直接アクセスが可能。

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内閣府

これは、近く追記すると思う。

感想・まとめ

 乗換駅設定は運賃面での2つの駅のみなし同一駅化でしかなく、駅施設面では何も変わらない。とりわけ銀座一丁目駅の改札外乗り換えは、改札階から地上へのエレベーター、エスカレーターがないため、ベビーカーや車椅子利用者、高齢者には日常の利用は過酷だろう。

 

 一般的に乗換駅の設定は「地下通路での接続が困難」ということの裏返しだろう。乗換駅間を結ぶ地下通路の設置は、乗客には良くても、地上に人の流れを引っ張り出せなくなることを意味する。地上に店舗を展開している人は困るわけだ。そうすると今回のポイントは改札外乗り換え時間の延長になる。

 

虎ノ門虎ノ門ヒルズには当てはまらないか。もともと地下通路でつながってるし。そういうところもあるにはある。

 

 「乗換駅設定+制限時間延長」が意味するところは、利用客を地上に引っ張り出すことにあると思う。制限時間の間に「ちょっと買い物」など一つぐらいの用事ならこなせそうだし。

 

 運賃的には少しだけ安くなるケースがある。銀座一丁目駅で改札外乗り換えをすると、経路によっては20円ぐらい安くなる計算になることもありそう。

 メトロの説明はちょっと微妙。

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原則として、実際にご乗車いただいた経路に応じた運賃をいただいておりますが、下記の範囲内につきましては実際の乗車経路によらず、最短経路で計算した運賃でご利用いただけます。
ただし、改札外乗換えをご利用の際、乗車駅から乗換駅までの運賃が、最短経路の運賃を上回る場合は、乗り換え時に乗換駅までの運賃が必要になります。

東京メトロ)=FAQより 

 ふと思ったのだが、会社の定期券の交通費算定で通勤経路に銀座1丁目の改札外乗り換えを強要されると、困ったことにならないのだろうか。

参考

www.tokyometro.jp