2020年5月24日の運行開始が予告されていた東京臨海部と都心を結ぶバス高速輸送システム「東京BRT」のプレ運行の延期が告知された。新型コロナウイルスの影響を受けた形。運行開始はいつになるのか、ちょっと考えてみた(2020/02/14)。
(TOKYO-BRT)
プレ運行当初計画
運行ルート(プレ1次)
(東京都)
運行開始(1次)=1ルート 2020年5月24日→延期
・晴海BRTターミナル〜虎ノ門ヒルズ(所要時間 約30分!)
・晴海BRTターミナル〜新橋
乗車方法 前扉 乗車時に運賃支払い
降車方法 後扉
#475 東京BRTのプレ1次運行の路線地図公表 2020年5月24日運行開始予定 - dorattara! Season4
運行時間/頻度ほか
運行時間帯 6時台〜22時台
運賃 路線バス並の220円(現金、IC同額・子供半額)
都営バスは210円なので、10円高い。
投入車両
単車タイプのFCバス5台、ディーゼルバス3台
連節タイプのバス(エルガデュオ、ディーゼルハイブリッド)1台=7月ごろ使用開始
延期理由から運行開始時期を考える
延期理由
(東京BRT)
・「新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえ、感染拡大防止の観点から」プレ運行を延期する
と書かれている。
「運行を開始した場合、人出が増える可能性がある。都民に外出自粛を求めている状況を踏まえて判断した」(東京都)
東京新聞(2020/5/13)
運行開始を大阪府の「自粛解除条件」としてみる
普通に考えると、東京BRTのプレ運行を実施しても新型コロナウイルス感染症の感染拡大に影響がないと判断できるほど抑え込めている状況ということが言えると思う。
その条件として参考になるのは大阪府が示している自粛解除の3条件。
①新規感染者のうち経路不明の人数(直近7日間の平均)が10人未満
②検査に占める陽性の割合「陽性率」(直近7日間の平均)が7%未満
③重症患者用の病床使用率が60%未満
東京都の状況
① 感染経路不明(調査中)の人数(直近1週間)・・・平均13・0人(未達)
・12日 13人
・11日 4人
・10日 12人
・ 9日 19人
・ 8日 16人
・ 7日 15人
・ 6日 12人
②陽性率(ほぼ達成か)
(東京都)
・5月6日〜11日までの6日間は7%未満と思われる→概ね条件を満たしている
③重症患者用の病床使用率・・・39・3%(達成)
(COVID-19 JAPAN)
プレ運行開始は6月中旬か?
大阪府の自粛解除条件を当てはめると、かなりいい線いっていることから、運行の延期はそれほど長期間にはならないのではないか。2週間程度の運行延期で済む可能性はあると思う。すると6月中旬ぐらいか?
・・・
商業施設の「ウィズ原宿」(5月28日開業予定)の開業延期が発表された。理由は政府の緊急事態宣言と東京都の緊急事態措置の延長。新たな開業日は6月目処となっている。
(参考)「ウィズ原宿」の開業日について(NTT都市開発)=5月12日漬け
・・・
2週間程度の延期というのは、根拠があるわけではないが、そんなに外れていないのではないかな。
期待したい。
感想・まとめ
プレ運行の開始を待つばかりの新橋停留施設。
(中の人撮影)=再掲
5月24日に運行開始とならないのは残念だが、そう長い延期にはならないと思うので、楽しみに待つことにしよう。
参考
(東京BRT)