新型コロナウイルスの感染拡大を受けて東京都の小池知事が臨時の記者会見を開いたが、内容としては感染拡大防止のため
若者はカラオケ、ライブハウスにいくのを当面やめてほしい
中高年はバー、ナイトクラブにいくのを当面やめてほしい
という内容にとどまった(2020/03/30)。
将来の感染者報告数の予測が示されたことが目新しかったか。
爆発的感染ではないものの、当面は増加する見通しということのようだ。
要点は2つ
接客を伴う飲食業で感染の拡大例がみられる
(クラスター対策班)
東京都の孤発例分析、38例。
・最近は夜間から早朝の接待飲食業の感染例が多発。積極的対策が必要。
・棒グラフの白い部分が特定業種で暴露されたことが疑われるもの。30%の患者が相当する。
・店員は若く、客は年齢が高いので、年齢層は幅広い。
若者はカラオケ、ライブハウスにいくのを当面やめてほしい
中高年はバー、ナイトクラブにいくのを当面やめてほしい
ということ。
東京都内の感染者数の将来予測
国内+輸入
・3月30日〜4月5日 123人(最大401人)=95%信頼区間の上限
・4月6日〜4月13日 309人(最大1106人)
①国内感染者
(クラスター対策班)
・横軸は発病日付
・黒い線(一番小さいもの)は3/30日までのデータから数理モデルを適用した。
推定されたものと同じ割合で指数関数的な感染者の増加があった場合
3月30日〜4月5日 期待値88人(最大244人)・・・真ん中の黒い線
4月6日〜4月13日 期待値217人(最大647人)・・・一番高い黒い線
・指数関数的な増加の兆候はあるが、爆発的増加ではないとみている
②輸入感染者
(クラスター対策班)
・3月30日〜4月5日 期待値35人(最大157人)
・4月6日〜4月13日 期待値92人(最大459人)
参考:無症状帰国者・軽症者の待機場所としての選手村使用について
小池知事は「選手村使用」の提案があり、感想を述べたものとだけ説明。
様々なものを考えている中で、現時点では、軽症者は自宅待機と宿泊施設の利用を考えているとした。
爆発的な拡大時には、選手村利用もあり得なくはない、と聞こえた。
参考
特になし