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東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#363 新型コロナウイルスに対抗する正しいマスクの使い方 WHO(世界保健機関)ガイドライン

 新型コロナウイルスによる肺炎の広がりが脅威となりつつある。ネットには、正しいマスクの使い方を紹介したサイトが山ほどあるが、ここでは信頼できるソースとして、国立感染症研究所のサイトが掲載したWHO(世界保健機関)の「一般の人に向けたガイドライン」を紹介する(2020/01/30)。

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国立感染症研究所

内容

文書名 インフルエンザA(H1N1)アウトブレイクにおける市中でのマスク使用に関する助言 暫定的な手引き(WHO,2009年)

 

 新型インフルエンザのマスク使用に関する一般向け(市中でのマスク使用)のアドバイス。今回の新型コロナウイルスに対しても同じことが言えるだろう。以下に内容をまとめた。サイトに掲載された文章を若干短くしている。 

一般的アドバイス

 市中においては、以下の一般的対策が、インフルエンザの広がりの予防ではマスク着用より重要かもしれないことに留意

健康な人に関して

インフルエンザらしき症状のある人から少なくとも1mの距離を維持

・口と鼻を触ることを控える

・石鹸と水、アルコールベースの擦式手指消毒薬で頻繁に手指衛生を実施

 特に口と鼻、汚染された可能性があるものを触った時に実施

・疾患が疑われる人との濃厚接触の時間をできるだけ減らす

・人混みの中にいる時間をできるだけ減らす

・できる限り窓を開くことで居住空間の空気の流れを改善する

インフルエンザらしき症状がある人に関して

・家にいるときに、もし調子が悪くなったら地域の公衆衛生部局の勧告に従う

・可能な限り健康な人から離れる(少なくとも1m)

 ・咳、くしゃみとするときは、ティッシュまたはティッシュに相当するもので口と鼻を覆い、呼吸器系分泌物をその中に封じ込める。口や鼻を覆ったものは使用後すぐに廃棄または洗濯する。呼吸器系分泌物を触った後、すぐに手洗いする。

・できる限り窓を開くことで居住空間の空気の流れを改善する

マスク着用に関して

正しい使用法と適切な廃棄の徹底が不可欠。不適切な使用による感染伝播拡大リスクの増加を避けなければいけない

・口と鼻を注意深くマスクで覆い、顔とマスクの間のすきまを最小限にするようぴったり装着

・マスク使用中は、マスクに触れることを避ける

・使用したマスクに触れた時は、必ず石鹸と水、アルコールベースの擦式手指消毒薬で手を清潔にする

・マスクが湿ってきたら、すぐに新品の乾燥したマスクに交換

・使い捨てマスクの再利用は行わない。1回使うごとに捨て、外したらすぐに廃棄する。

感想・まとめ

 マスクの効果は、着用により感染リスクを下げられる可能性がある、と言う程度らしい。確実なものではない。

信頼できるソースからの正しい情報の入手は、ときに生死を分けることさえある。

大学を含む研究機関などの情報は、多くの場合、信頼に足るものが多い。

危機が存在するときこそ、正確な情報の把握に努めたい。

参考

idsc.nih.go.jp