東京都の調停案が不服だとして、江東区と大田区が中央防波堤埋立地の帰属を争った裁判が決着した。両区が東京地裁の1審判決の受け入れを表明した(2019/10/07)。
(江東区)
第1審判決(2019年9月20日、東京地裁)
分割比率で単純に計算すると・・・
江東区 79・3%(調停段階 86・2%)
大田区 20・7%(調停段階 13・8%)→約5割増
(東京都)=一部加筆
判決概要
・同一用途で一体的に利用することが予定されている部分は同一区に帰属させるのが相当
江東区のコメント
・等距離線分割の比率と乖離しており納得できないが判決は重く受けとめる。
・五輪会場(海の森水上競技場)が全て江東区に。
・東京2020大会を前に決着させるのは今しかないので判決を受け入れる。
大田区のコメント
・控訴しない。
・帰属範囲は東京都港湾計画の埠頭用地と港湾関連用地
・羽田空港(空)と海の物流エリアが同一区で大田区、都民に有益。
参考:東京都の調停案(2017年10月16日)
江東区 433・9ヘクタール(等距離線分割では449・2ヘクタール)
大田区 69・3ヘクタール(等距離線分割では54・0ヘクタール)
(東京都)
感想・まとめ
これで良かったんじゃないのかな。
コメントをみると、江東区、大田区とも取りたかったところは取れたのではないかなという印象。
新海面処分場の分割
分割のやり方をみると、将来の新海面処分場の分割もだいたい見えた気がする。
(東京都)
すなわち
F、Gブロック 大田区
B、C、D、Eブロック 江東区
参考