2019年シーズンで終了する千葉・幕張海浜公園での「エアレース」を観てきた。これがシーズン最終戦、そして長年続いたエアレースとしても最終戦。
地元参戦の室屋選手が劇的な優勝を果たし、年間のポイントで争われるワールドチャンピオンはオーストラリア人パイロットのホール選手が獲得した(2019/09/08)。
(中の人撮影)
ルール
単発単座式のレース機を操縦し、空気注入式のパイロンが配置されている専用レーストラックをできるかぎり少ないミスで早く飛び抜ける。
2003年に第1回大会が行われ、2005年から2010年まで世界選手権を開催。2011〜13年は休止。2014年に再開されていたが、2019年での終了が発表された。
2017年にアジア人として初めての総合優勝を果たした日本の室屋選手は、ことしも年間を通じてワールドチャンピオンを目指す「マスタークラス」に参戦。
千葉大会(レッドブル・エアレース千葉2019)のコース
(レッドブルエアレース)
「マスタークラス」決勝の流れ
ラウンド・オブ14
7組の選手が1対1でタイムを競う。勝者がファイナル8に進出。
敗者7人のうち最速タイムのものが「ファステストルーザー」としてラウンド・オブ8へ。
室屋選手はここで敗戦。ファステストルーザーとなり、かろうじてラウンド・オブ8へ。
ラウンド・オブ8
4組の選手が1対1でタイムを競う。勝者がファイナル4へ。
室屋選手が勝利してファイナル4に進出
ファイナル4
4人の選手がタイムを競う。
室屋選手が見事優勝!!
(レッドブルエアレース)
ギャラリー(中の人撮影)
優勝した室屋選手のフライト
そのほかの選手のフライト
千葉市消防局のデモンストレーション。2機同時というのは極めて珍しいらしい。
海上自衛隊の救難飛行艇UFー2。150メートルの水面があれば離陸できるという「世界最高性能」の飛行艇らしい。離着水のデモンストレーションを実施した。
感想・まとめ
台風上陸が迫る中、「マスタークラス」の下のクラスの決勝がキャンセルされ、前日の予選順位がそのまま決勝の順位となった。大会はスケジュールが4時間前倒しされて実施された。土砂降りの通り雨があったものの、それ以上大きく崩れることはなかった。
マスタークラスは見事なフライトが続いた。ただ、台風の影響で風が強く、風向きの変化もあって相当難易度の高いレースになったようだ。楽しかった。
エアレース、いつか復活することを願っています。
参考
(レッドブルエアレース)