羽田空港で都心上空を飛行する新たなコースが決まり、2020年3月29日に運用が始まる。これにより国際線を年間約3・9万回増便する(2019/08/09)。
(国土交通省)
新飛行ルート(南風時):現行80回/時→90回/時
新飛行ルート(北風時):現行80回/時→90回/時
(国土交通省)
運用の工夫
高度引き上げ
(国土交通省)
・到着経路の高度引き上げ:最大で2000フイートの引き上げ
3000フイート→4000フイート 2〜4デシベル低減
3000フイート→5000フイート 4〜7デシベル低減
・着陸地点を南側へ移設することで飛行高度を70フイート引き上げる
(国土交通省)
使用便数の調整(陸側の滑走路の出発便を減らす)
(国土交通省)
南風時のB滑走路(陸地側)の出発便数を減らす。
北風時の運用時間の後ろ倒し
(国土交通省)
北風運用時の午前中の運用時間
当初案 0600−1030
後倒後 0700−1130
追加対策
(国土交通省)
・南風好天時の新到着経路の降下角(3度→3・5度)
・気象条件によっては「赤の点線」のような飛行になる場合がある
今後のスケジュール
2019年
8月 飛行検査(〜12月)
9月 発着調整(〜2020年1月)
制限表面設定(〜11月)
12月 新飛行経路周知(〜20年1月)
2020年
1月 試験飛行(〜3月)
3月 新飛行経路の運航・増便
感想・まとめ
日本は今後、観光立国となって行かざるを得ないので、増便に向けた必要な整備と理解している。ただ、都心上空を通す以上、影響を受ける人も多い。
増便を前提として試験飛行以降に問題点を一つ一つ丁寧に潰していく、そうやって折り合いをつけていくしかないのではないかな。
横田空域が一部戻れば少しは違うのだろうか。
参考