バス交通が運転士不足により苦境に陥っているという話が報じられた(2019/8/8)。
黒字のはずの都営バス路線の減便も運転士不足が原因らしい。
記事概要
・地方だけでなく三大都市圏でも路線維持困難に
・サービス縮小の動き広がる
・東京2020大会で選手らの主な輸送手段となる大型バスも運転士不足
→バス各社 定年延長や積極採用を進めている
・大会組織から増車要請→「バスがあっても運転士がいない」(大手バス)
・バス輸送人員
ピーク1970年度 100億人→2017年度 43億人(6割減)
・減少の理由 過疎化による地方での利用客減少 採算悪化による減便、廃止
・三大都市圏 訪日外国人増加で利用者増加傾向
都営バス 2019年春 全体の2割(25路線)で減便、運転士不足による。
西日本交通 2018年 福岡市中心部の黒字路線で縮小
→いずれも運転士不足が原因
・日本バス協会調査
全国のバス会社の8割が運転手不足と回答
バス運転手の有効求人倍率 2・8倍(全職種平均 1・35倍)
バス運転手の月労働時間 210時間(全産業平均178時間)
バス運転手の平均年収 457万円(全産業平均より1割低い)
大型2種免許保有者は20年で3割減少。