羽田空港の近くに旧ブログ（dorattara!)で取り上げた複合用途施設「ＭＬＩＰ羽田」（三井不動産インダストリアルパーク羽田）と、ＡＮＡの総合トレーニングセンター「ＡＮＡ Ｂｌｕｅ Ｂａｓｅ」が竣工。まちづくり型開発プロジェクト「HANEDAインダストリアルパーク」計画が一段落した。
全日空の総合トレーニングセンターは来年初夏の見学施設オープンに向けさらに整備が続く（2019/07/05）。
（参考）旧ブログ「dorattara!」より
全体概要
（三井不動産）＝再掲
本計画地では、当社とANA ホールディングス株式会社が連携し、羽田エリアの産業活性化に寄与する街づくり型開発プロジェクト「HANEDAインダストリアルパーク」として開発を進めてまいりました。2019年3月にANA ホールディングス株式会社の新トレーニングセンター（ANA Blue Base）は竣工しましたが、今般、「MFIP羽田」の竣工により、多機能が融合する新産業拠点が誕生します。
（三井不動産）
複合用途施設 「ＭＬＩＰ羽田」（三井不動産インダストリアルパーク羽田）＋トレーニングセンター「ＡＮＡ Ｂｌｕｅ Ｂａｓｅ」＝「HANEDAインダストリアルパーク」ということらしい。
「ＭＬＩＰ羽田」（三井不動産インダストリアルパーク羽田）概要
今回竣工したのは三井不動産がロジスティクス事業の拡大に伴い、東京都大田区の羽田空港近くに整備を進めていた複合用途施設「ＭＬＩＰ羽田」（三井不動産インダストリアルパーク羽田）。
所在地 東京都大田区羽田旭町１０
敷地面積 ３６２１３㎡
延床面積 ８１０３０㎡
着工 ２０１８年３月
竣工 ２０１９年６月
用途 物流、オフィス、研修、産業支援
（三井不動産）
・デザイン
伝統的な日本の織物の文様を取り入れたファサードとしております。アルミパネルを外壁に配置し、角度によって見え方の変わるデザインを施しております。建物エントランスの前には、水景のオブジェを設置しており、目の前を流れる海老取川との一体感を表現
・環境創造型事業
施設の外周には、桜をはじめとする豊かな植栽を配置し、快適な歩行者空間を実現しました。外周にはかまどベンチやマンホールトイレを配備し、地域の防災力向上にも貢献しております。さらに開発に伴い、既存のあさひ海老取川公園を拡張整備し、地域住民の皆様にも憩いの場として利用いただけるスペースとしました。
（三井不動産）
「ＡＮＡ Ｂｌｕｅ Ｂａｓｅ」概要
ＭＬＩＰ羽田の隣接地に全日空の総合トレーニングセンター「ＡＮＡ Ｂｌｕｅ Ｂａｓｅ」が２０１９年３月に竣工、５月末に運用を開始している。
（全日空）
世界初の「訓練見学施設」は２０２０年６月オープン予定。
所在地 大田区羽田旭町１０
敷地面積 約３２８００㎡
建物面積 約６０５００㎡
構造 鉄骨造 ８階建
着工 ２０１７年７月１３日
竣工 ２０１９年３月３１日
訓練施設概要
２０１９年
４月 客室乗務員向け 茶室（日本初）
５月〜 運航乗務員向け フライトシミュレーター
６月〜 整備士向け バーチャルメンテナンス トレーニングイクイップメント
（以下予定）
８月 客室乗務員向け サービス訓練施設
１１月 客室乗務員向け ドアートレイナー
２０２０年
１月 グランドスタッフ向け 旅客部門訓練施設
４月 客室乗務員向け モーションモックアップ（日本初）
貨物取扱係員向け カーゴトレーニングルーム（日本初）
貨物取扱係員向け カーゴトレーニングエリア（日本初）
年度内 客室乗務員向け リアルファイア フライトトレーナー（日本初）
客室乗務員向け プール
客室乗務員向け ウォーキングルーム（日本初）
客室乗務員向け ビューティールーム
グランドハンドリング係員向け グランドハンドリング部門訓練施設（日本初）
教育研修施設概要
２０１９年
４月 働き方改革向け カフェテリア
働き方改革向け コミュニケーションラウンジ
（以下予定）
１０月 教育研修向け 安全教育センター
教育研修向け 『ＡＮＡ’s Ｗａｙ」研修施設
２０２０年
６月 見学施設 ＡＮＡ Ｂｌｕｅ Ｂａｓｅ Ｔｏｕｒ（世界初）
（全日空）
最新のデジタルデバイス、モビリティを活用して各種トレーニング設備の見学やＡＮＡのヒストリー、ＤＮＡを楽しみながら学んでいただけるコンテンツを盛り込んだ見学施設。
航空会社の訓練見学施設は世界初
（全日空）
感想・まとめ
ここは見学施設ができれば人気になるだろう。キッザニアどころではない、リアルな訓練施設を見ることができるのだから。
羽田空港に隣接する場所だし、東京２０２０大会でも人気スポットになるんじゃないかなー。見学は予約制になりそうな気がする。
参考
