羽田空港では5月としては観測史上最高気温(30・9度)を記録するなど、記録的な猛暑となった。猛暑といえば熱中症ということで、熱中症と気温の関係について改めてまとめておく(2019/05/25)。
(気象庁)
7日間平均気温と熱中症救急搬送者数の関係
7日間平均気温・・・7日間の平均気温
日平均気温・・・毎正時の気温の平均
7日間平均気温と熱中症救急搬送者数の間には割と明確な関係がある。
(気象庁)
救急搬送者数の傾向は地域によって異なる。
東京の場合、救急搬送者数は24度ぐらいから立ち上がり始め、10万人に一人に達するのは27度ぐらい。
北海道では24度ぐらい、東北では26度ぐらい、九州・沖縄では28〜30度ぐらいになっていて地域によって異なる。
最近の7日間平均気温予報はどうなっているか
(気象庁)
一番高いカテゴリの平均気温でも「21・9度以上」のため、直ちに救急搬送者が激増するという状況ではなさそう。夜間の気温が上がらないため、平均気温としてもそれほど高くはなっていないようだ。
実際に東京の1週間予報をみてみるとこんな感じ。
(気象庁)
7日間平均気温のベースとなる日平均気温は毎正時の気温の平均なので、最低気温が10度台にとどまる今後1週間は平均気温で見るとそれほど高くはならないようだ。
日最高気温と熱中症発生率(100万人日あたり患者数)
(国立環境研究所)
暑さ指数(WBGT)でみた熱中症死亡率(100万人日あたり死亡者数)
(国立環境研究所)
感想・まとめ
今後、夏に向かって、日中の気温が高くなるばかりでなく、夜間の気温が下がらなくなってくる時期が来る。その時期には熱中症に十分注意したい。
(参考)タワーマンションは高層階ほど有利(涼しい)。
参考