東京BRTの本命となる連節型バス車両がいすゞ自動車と日野自動車から発表された(2019/05/24)。
(いすゞ自動車)
国内初のハイブリッド連節バスで、近日中に販売が始まるそうだ。
車両の特徴
輸送性
定員 120人(使用により変更あり)
乗降性・バリアフリー
前車室 フルフラット
後車室 ノンステップエリアを広く確保
ハイブリッドシステム
ドライバー異常時対応システム搭載(路線バスで世界初)
ドライバーに異常発生時、乗客・乗務員が非常ブレーキスイッチを押すと減速して停止する。
次世代都市交通システム(ART)への活用想定
プラットホーム正着制御
路面上の誘導線をカメラで認識、自動操舵・自動原則によりバス停へ誘導して、運転操作を支援する。バス停側の対応と合わせて隙間・段差を解消。
協調型車間距離維持支援システム(自動車専用道路)
先行車の加減速の操作情報を通信で後続車に送ることで、先行車との車間距離を高精度に制御、無駄のないスムーズな加減速を実現する
衝突警報
ミリ波レーダーにより、障害物、先行車両を検知し、衝突可能性がある場合はドライバーに警告
路車間通信・車車間通信
・バスの走行特性に応じた路車間通信による運転支援
赤信号注意喚起/赤信号減速支援/右折時注意喚起/信号待ち発射準備案内
・バス優先の信号制御を行う高度化PTPS(公共車両優先システム)
・車群走行時は車車間通信により車群の構成や台数を把握。車群単位での信号通過やバス停発車を支援。
視覚支援カメラシステム
車内外にカメラ設置。ドライバーはモニターで監視。車外設置カメラは車両停車時に車両周辺の移動物を検知し、ドライバーに警報をする。
感想・まとめ
概ね予告された技術は導入されるようだ。発表資料には本連節車両の東京BRTへの導入は明言されていないが、事実上唯一の選択肢となるだろう。
自動運転はなくなり、運転支援レベルになったようだ。
こんな感じのカラーリングになるのかな。
(東京都)
もう、なんでもいいから、早く運行してほしいわ。