2019年地価公示の発表があった。東京23区はすべての区で上昇したが、過去との変化も明確に現れた形になったと思うのでメモする(2019/03/22)。
概要
地価公示における住宅地の平均変動率の直近3年の変化を見る。価格そのもので見ないのは変化が見えないから。
①2017年
(東京都)
都心部(千代田区、港区、中央区)が赤(5%以上のプラス)で、周辺に行くにしたがってプラス幅が小さくなっていく形。
②2018年
(東京都)
5%以上の上昇区がなくなったのが特徴的。
中央区は23区では最低レベルの1〜2%のプラス(緑)にとどまった。
都心区での上昇は落ち着いた感がある。
③2019年
(東京都)
千代田区が緑になった一方、千代田区より北側の一帯が一斉に5%を超えるプラス(赤)になった。なにがあったのかね。中央区は若干上がり緑グループから黄色グループへ復帰。
感想・まとめ
23区の地価の平均変動率を「色」の変化で見る。
色ごとにこんな感じ。
(中の人作成)
色分けから見ると
上昇率が落ち着きつつあるのが
上昇率が加速しているのが
新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、練馬区、葛飾区
そのほかは横ばい、という感じか。
これをどう読み解くか。
都心区での上昇は実需の上限付近まで行き、
周辺区に波及しているという感じだろうか。
参考