dorattara! Season4

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。

#63 マンションの中住戸をすべてワイドスパンにする新構法登場 三井住友建設

タワーマンションから角住戸をなくすかわり、中住戸をワイドスパンにする新構法が登場した。角住戸がなくなる代わりに中住戸の開口部が大幅に拡張され、窓のないいわゆる「行灯部屋」が減らせるらしい。開口部が従来の矩形住戸にくらべ4割も広がることを強くアピールしている。 

 

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 三井住友建設

 

 

 

 

特徴

三井住友建設による免震タワーマンション向けの新構法「Slutto Ring Tower」。

地上120mクラスまでの計画が可能らしい。

 

同面積の住戸なら開口部が大幅に増加する

75㎡の住戸の場合、矩形住戸より開口部が約40%増加。

(サンプルでは8m→11m(37・5%増加)、行灯部屋なし )

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三井住友建設

 

75㎡の中住戸で、開口部8m→11mというのは

矩形なら住戸の奥行きが9・4m→6・8m に縮まる計算。

75㎡で開口部 11mはかなりのワイドスパン。

 

同じ75㎡でもこれぐらい違う感じになるのか。

赤 矩形 間口8m/奥行き9.4m

灰 矩形 間口11m/奥行き6・8m

青 円柱(台形) 間口11m/奥行き9・4m(一応)

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(中の人作成)

 

角住戸はないものの、全住戸に開口部拡大のメリット

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三井住友建設

 

直径約38メートル、1フロア11戸の円柱型タワーマンションを例にあげている。

この構造、開口部に関してはメリットが大きそう。

 

 

極端な例として、トライスター型マンションと比較する。

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(中の人作成)

 

通常の直方体タワーマンションは角住戸は1フロアに4戸。トライスター型では角住戸(赤部分)が6戸に増える分、住戸面積に対して開口部の小さな部屋(青部分)が生じてしまう。

 

 一方、円柱型タワーを実現する今回の新構法は、純粋な角住戸がなくなるものの、同一フロアの全住戸が開口部拡大の恩恵を受けられる。

 

 

 

明るく開放的な住戸空間を実現

タワー中心部に構造部材を集中し外周部に扁平梁をもうけて、住戸内の梁をなくす構造。明るく開放感ある眺望を格段に向上させると強調している。 

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三井住友建設

 

 階高3200ミリ、天井高2500ミリの仕様はタワーとしては特段優れたものではないが、サッシュ高が天井高と100ミリしか差がないというのは驚き。扁平梁ならでは。

 

 

感想・まとめ

円柱型の高層マンションって、他にもあった気がする。そうすると、ここだけの特徴は、梁のない住戸空間。

 

以前はタワーマンションといえば、新構法というぐらい各社積極的だった気がするが、このご時世にあっても、三井住友建設はこういう新構法に意欲的な印象。角形?タワーマンションのブリリアタワー有明MID CROSSには、別の構法が導入される。

dorattara.blog.fc2.com

 

これも、住戸内の梁を減らして自由度を高めるというもので、基本的には似た発想か。

 

参考

www.smcon.co.jp