中央区が地下鉄新線の整備に向けた調査費を2019年度予算に計上するようだ(2019/01/30)。
(中央区)
地下鉄新線に関するこれまでの情報をまとめておく。
地下鉄新線概要
都心部・臨海地域地下鉄構想の新設および、この構想と常磐新線延伸の一体整備
(国土交通省審議会答申)
分析結果
(国土交通省)
延長 8・6キロ
総事業費 6500億円
輸送密度 102100人〜98900人/日
ピーク時最大断面輸送量 277000〜266000人/日
費用便益費 1・6〜1・5
累積資金収支黒字転換年 18〜19年
中央区の検討ルート
(中央区)
意義
国際競争力強化の拠点である都心と臨海副都心とのアクセス利便性の向上
山手線の混雑緩和
課題
構想は事業性に課題。
検討熟度が低く構想段階で、関係地方公共団体などで事業主体を含めた事業計画の十分な検討が行われることを期待。
事業性の確保に向け、常磐新線との一体整備で検討が行われることを期待。
これまでの進捗
・関係者間の具体的な検討はまだ行われていない
・東京都の位置付け
2015年7月「広域交通ネットワーク計画について」
整備について検討すべき路線
・都心・臨海地下鉄新線推進大会開催(2018年10月2日)
(中央区)
感想・まとめ
構想の検討が進められる、ということは事業化実現に向けて一歩前進。
細くは書かないが、構想実現にはあまり時間がない気がしている。
中央区の検討内容には多いに興味があるが、実現にはそれ以外のハードルが山積しているというのが現状だろう。実現に向けクリティカルな「あの問題」がクリアされたとは思えないし。
参考