2022年の商業化を目指すトラックの隊列走行の実証実験が、新東名高速で実施される(2019/06/08)。
(国土交通省)
有人隊列走行でも無人隊列走行でもトラックは複数なのにドライバーは一人というのが最大の特徴。今回は2019年1月の無人実験より走行区間を大幅に伸ばし、160キロの区間で実施される。
実証実験概要
実験区間
(国土交通省)
約140キロ(新東名高速 浜松いなさIC〜長泉沼津IC)
実験期間
2019年6月25日〜2020年2月28日
内容
後続車無人システム
ドライバーによる手動運転を行う先頭車の後方に、1〜複数の無人トラックを最大10メートルの車間で、物理的連結なしに通信・センサーなどで後続車が先行車に追従走行を可能にして走行するシステム。ドライバー不足の解消と、空気抵抗減少・交通容量増大による効果で省エネが期待される。
特徴
単一国内メーカーのトラック(最大3台の隊列)
車間距離 約10mまたは約20m
隊列全長 約60m
走行速度 時速70〜80キロ
後続車有人システム
ドライバーによる手動運転を行う先頭車の後方に、1〜複数の有人トラックを協調型車間距離維持システムや車線維持支援システムで運転支援されるシステム
(国土交通省)
特徴
異なる国内メーカー4社のトラックによる4台の隊列
車間距離 約35m
隊列全長 約160m
走行速度 時速70〜80キロ
感想・まとめ
トンネル、夜間走行などについての技術検証を進めるそうだ。
新東名高速での無人の隊列走行は2019年1月〜2月に行われている。この時は浜松IC〜遠州森町PAまでの短い距離で実施された。
ニュースになるようなトラブルは起きていないみたい。
160キロ区間の実証となると、いよいよ実用化が見えてくる感じ。
早急な実用化を期待したいね。これは。