1台で2台分の輸送容量を持たせた「ダブル連結トラック」の共同運行がスタートした。高速道路での自動運転・隊列走行化と合わせ、ドライバー不足などの課題解決にも期待できそう(2019/03/29)。
(国土交通省)
概要
運用の概要
関東と関西を結ぶ幹線輸送で25ダブル連結トラックを使った共同輸送を実施し、物流の効率化と環境負荷提言を図る
走行路線 新東名高速道路(ヤマト運輸の厚木/関西ゲートウェイ間)
使用車両 SF25 6両
実施前
(国土交通省)
・各社個別手配、個別運行
実施後
(国土交通省)
(日本通運)
各社トラクタが関東と関西のヤマト運輸ゲートウェイでヤマト運輸のトレーラーを連結して幹線輸送。
ダブル連結トラック(特車許可基準緩和で可能に)
(国土交通省)
「ダブル連結トラックに関する特車許可基準」は、現在21mが上限となっている車両の長さについて、次のように緩和された(2019年1月)。
・一定の条件を満たす場合25m(一定の条件:新東名高速道路の海老名〜豊田東を主な経路とする車両で、ETC2・0を装着)
現状ではダブル連結トラックが走れるのは新東名高速がメイン。どこでも走れるわけではない。
車両諸元の比較
(国土交通省)
全長約25mの車両は最大積載量、必要ドライバー数などが大型トラックの2倍かそれ以上となっている。
感想・まとめ
走行路線の拡大やダブル連結トラックの増車は順次行われていくのだろう。
自動運転・隊列走行も早く始まるといい。
(参考)